これでいいの? 横浜市の中学生が使っている 育鵬社版教科書

【9条の意義を無視し強制と記述】
平和主義の項目で、9条(平和条項)の大事さを書かず、戦後、連合国によって日本の非武装化が強制されたこと、多くの国の憲法では、国防の義務を課していることを強調しています。

【集団的自衛権は当然との内容】
問題の多い集団的自衛権(アメリカとともに戦争をすること)を行使することは当然であるかのように閣議決定の前(2012年度)から書いています。
また9条は現実に合わないと、憲法改定の手続きを2ページにわたって書き、憲法9条の改定を訴える内容になっています。

他社の教科書では

「わが国は、日中戦争や第二次世界大戦を通じて、アジア・太平洋地域を侵略し、他の国々に大きな被害をあたえました。」「不戦を誓った憲法9条についても、さまざまな国のモデルとして期待を寄せる声が、国内外からあがっています。」と戦争の反省を書き、その上で憲法9条の果たしている役割を書いています。(教育出版)

シリーズ②はこちらから

旭瀬谷支部報 第281号掲載 平成27年2月1日発行