二〇一五年年頭にあたって
新年明けましておめでとうございます。
組合員の皆さまにはご家族お揃いで穏やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃から当組合に対しご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、公共の発注工事は、国策として設計労務単価がこの2年間で20%以上引き上げられましたが、一部の職種で引き上がったものの全体としては依然として末端下請への低単価発注に歯止めがかからずに、現場で働く労働者の賃金や労働環境は改善されず職人不足は解消されていない状況です。また、建設産業の後継者育成も深刻な問題となっています。さらには建設産業に広がる社会保険問題をはじめ、消費税増税、社会保障、復興、TPP、原発再稼働、米軍基地強化や米兵犯罪など、私たちの仕事や暮らしに関する課題が山積しています。
こうした情勢と仲間の要求を共有して仕事や暮らしを守るために皆さまと一緒に今年も歩んでいきたいと思います。最後になりますが、今年が皆さまにとって良き年になりますことをご祈念しまして、新年の挨拶とさせていただきます。
旭瀬谷支部執行委員長 長濱 吉明