原爆投下日、横浜でも行動を

一番心に残ったことは、爆心地で8月9日11時2分に黙祷をした事です。サイレンが鳴り、その場にいたみんなが黙祷しており、心にしみるものがありました。
 路面電車では、地元の方と話をする機会があり、「あなたたち若い世代に戦争反対の運動をしてもらって後世に伝わるようにしてもらいたい」と反戦への思いを伝えられ、私たちの運動への期待と激励をもらいました。
 資料館では、実際の原爆が落とされた時の実物や核実験の映像などを見ることができ大変勉強になりました。また、浦上天主堂には爆風で飛ばされた屋根が当時のまま残されていました。
 分科会は「被爆の実相普及と援護連帯」に参加し、被爆者の方から話しを聞くことができました。実際に被爆者への差別もあり結婚することも難しく、その方は「相手方のお父さんに反対されながらも結婚したが、ある日奥さんが出て行ってしまい、理由を聞くことはしなかった」と辛い体験を話してくれました。
 原水禁大会に参加して、原爆を落とされた同じ日本でも長崎と横浜では8月9日という日の過ごし方や意識に温度差を感じました。建設横浜でも平民部や9条の会で原爆を落とされたその日に何か具体的な行動ができないものかと考えさせられました。

旭瀬谷支部報 第288号掲載 平成27年9月1日発行