泉南アスベスト被害・国の責任を明確に認める判決
2013年12月25日午後2時、大阪高裁で、泉南アスベスト被害に対する国の責任を明確に認める判決が出されました。
大阪高裁前には200人の仲間が集まり、建設アスベスト訴訟神奈川原告団の仲間も参加し歓喜の瞬間に立ち会いました。
東京では厚労省前に300人を超える仲間が集まり判決の一報に大きな拍手と歓声が巻き起こりました。
判決を受け、すぐに厚労省に対して、上告せず話し合いによる解決を求めて原告団、弁護団らが要請しました。
3時半からは、衆議院第一議員会館で集会を開き、全政党から国会議員や秘書が駆けつけ、解決にむけて全力を尽くす決意が示されました。
集会後に野党議員が共同して厚労大臣への要請を実施しました。
切実な願い「命あるうちの解決」
その後、2014年1月7日に上告する旨を明らかにしました。本判決までに12名の原告が亡くなり、この上告期間中にも1名の原告が死亡しました。生存原告も病状の悪化に苦しんでおり、「命あるうちの解決」は、文字どおり原告らの待ったなしの切実な願いです。国の上告は、原告らの願いと期待を大きく裏切るもので、断じて許すことはできません。
泉南アスベスト訴訟原告団と弁護団は早期全面解決を強く求めると共に、最高裁においても全力で闘い抜くことを表明しました。
アスベスト被害の全面解決を求める建設アスベスト訴訟をたたかう私たちも全力で支援していきます。
旭瀬谷支部報 第269号掲載 平成26年2月1日発行