法人事業所実務セミナー


報告を聞き入る参加者=2月28日、建設プラザ

社会保険問題の渦中にある建設業界で、神奈川県建設労働組合連合会は県内の単組に加入する事業主を対象にセミナーを開催しました。
 町場で経営する建設業者から自社での法定福利費を含んだ見積書の経験と現場でのマナーや生産性向上についての報告がされました。
 社会保険労務士からは今年から開始されたマイナンバーの概要と注意事項などが説明され、社会保険問題との関連なども話されました。
 社会保険労務士からは、国会の中でも社会保険未加入の問題が取り上げられており、塩崎厚労相は厚生年金の加入を故意に逃れている事業所への立入り検査の実施手順を見直すと発言しており、これにより日本年金機構の調査実施における予算増・人員増、加入勧奨、調査実施の早期化、厳格化が予想され、社会保険未加入のリスクが拡大すると報告されました。

旭瀬谷支部報 第293号掲載 平成28年3月1日発行